複数NICのあるPCにUbuntuをインストールしたところ、立ち上がりが鈍い

  • Ubuntu 26.04

先日、ミニPCへUbuntu 26.04をインストールした。インストールの後これを起動するに、頗る立ち上がりが鈍い。何事かと起動シーケンスを窺えば、

Job systemd-networkd-wait-online.service/start running

にて、足踏みをしている。

図1. 起動シーケンス

原因を探ると、接続するあてのないLANポート及び無線LANの応答を待ち続けているらしかった。もともとこのミニPCにはLANポートが二つと無線LANが備わっている。しかし用いるのはLANポート一つのみである。使わぬネットワークインターフェースの接続をsystemdは律儀に待ち続け、それがために待ちぼうけを食うのである。

接続する見込みのないネットワークを待たぬよう設定を改める。先ずは準備として、ネットワークインターフェースの一覧を調べる。

$ networkctl list

IDX LINK TYPE OPERATIONAL SETUP
1 lo loopback carrier unmanaged
2 enp2s0 ether routable configured
3 enp3s0 ether no-carrier configuring
4 wlp4s0 wlan no-carrier configuring

この出力を見るに、OPERATIONALがno-carrierのものは未接続のインターフェースである。上掲の例ではenp3s0及びwlp4s0がこれに当たる。これを踏まえ、次の命令を実行する。なお、/lib/systemd/system/systemd-networkd-wait-online.serviceを直接編集してはならない。

$ sudo systemctl edit systemd-networkd-wait-online.service

編集画面の

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と記された箇所より上へ、次の内容を書き加える。

[Service]
ExecStart=
ExecStart=/lib/systemd/systemd-networkd-wait-online -i enp2s0

enp2s0のみ疎通していれば事足りるから、斯様な設定とした。1つ目のExecStartは初期化のために必要ということである。保存して閉じれば、/etc/systemd/system/systemd-networkd-wait-online.service.d/override.confに設定ファイルが新たに拵えられる。

その後OSを再起動してみると、今度は実にあっさり起動した。

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