消灯したコンソール画面を点灯させる

Raspberry Pi 3 Model B
OS: Raspbian stretch lite November 2017

Raspbian stretch lite November 2017ではコンソール画面が600秒で消灯するようセットされている。

$ cat /sys/module/kernel/parameters/consoleblank
600

キーボードを接続していないからOS起動から10分ですっかり消灯してしまう。しかし乍ら時にはコンソール画面の表示をチラと拝見したいことがある。するとキーボードを接続して僅かに操作する必要があるけれども、支度に手数がかかって厭である。そういうときはsshで接続してこうである。

$ sudo su -c "setterm --term linux --blank 10 > /dev/tty1"

こうすると暗い画面に灯がともる。--blankの取りうる値は0~60(分)である。内、0は決して消灯しない。なお--blank pokeオプションでも消灯は解除される。

$ sudo su -c "setterm --term linux --blank poke < /dev/tty1"

今すぐ消灯させたいならば--blank forceである。但し此れは永続的な消灯だからキーボード操作をしたとて点灯は叶わない。今後は手探りで操作するか--blank pokeで点灯するか選択を迫られるところである。

$ sudo su -c "setterm --term linux --blank force < /dev/tty1"

ところで以前はsettermのオプションはハイフン一つだった気がするけれども近頃はハイフン二つをサポートするようになったことに気がついた。マニュアルにもこうある。

COMPATIBILITY

Since version 2.25 setterm has support for long options with two hyphens, for example –help, beside the historical long options with a single hyphen, for example -help. In scripts it is better to use the backward-compatible single hyphen rather than the double hyphen. Currently there are no plans nor good reasons to discontinue single-hyphen compatibility.

$ man setterm

なおOSを再起動しても永続的に消灯時間を固定するならコマンドラインオプションにconsoleblankを引き渡せばよいということである。単位は秒であった。

$ sudo vi /boot/cmdline.txt
#dwc_otg.lpm_enable=0 console=serial0,115200 console=tty1 root=PARTUUID=fb9e6cf7-02 rootfstype=ext4 elevator=deadline fsck.repair=yes rootwait
dwc_otg.lpm_enable=0 console=serial0,115200 console=tty1 root=PARTUUID=fb9e6cf7-02 rootfstype=ext4 elevator=deadline fsck.repair=yes rootwait consoleblank=0

settermコマンドのblankオプションと違ってconsoleblankはどうやら上限が60分では無い模様である。莫大な数値を指定しても受け入れた。然し乍ら1億5千万を超えたあたりから起動メッセージが表示されなくなった。無闇に大きな値を放り込むのは良くないようである。

図1. 起動メッセージが表示されない様子

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