ERROR: ld.so: object ‘/usr/lib/arm-linux-gnueabihf/libarmmem.so’ from /etc/ld.so.preload cannot be preloaded (cannot open shared object file): ignored.を解決する

Raspberry Pi 3 Model B
OS: Raspbian Stretch lite April 2018

久しく触れていなかったRaspberry Pi 3に電気を点してRaspbianを起動したところ、いくつかのコマンドでERROR: ld.so: object '/usr/lib/arm-linux-gnueabihf/libarmmem.so' from /etc/ld.so.preload cannot be preloaded (cannot open shared object file): ignored.というエラーメッセージがあらわれるようになっていたから慌てたものである。

どうやら/etc/ld.so.preloadから呼び出される/usr/lib/arm-linux-gnueabihf/libarmmem.soが開けずこういう有り様になるようである。

$ lxc list
ERROR: ld.so: object '/usr/lib/arm-linux-gnueabihf/libarmmem.so' from /etc/ld.so.preload cannot be preloaded (cannot open shared object file): ignored.
(snip)

こういう場合はrpi-updateを実行することで解決へ導かれることがある模様である。試みるとエラー無くファームウェアのアップデートが成功した様子である。新ファームウェアを有効にするには再起動が必要となる。

$ sudo rpi-update
 *** Raspberry Pi firmware updater by Hexxeh, enhanced by AndrewS and Dom
(snip)
 *** If no errors appeared, your firmware was successfully updated to 328f413f7d2ec7855e25ff282d4354c57ce38860
 *** A reboot is needed to activate the new firmware

$ sudo reboot
図1. rpi-updateコマンドに成功した様子

再起動後に改めてコマンドを実行してみるとエラーメッセージはすっかり掻き消えてしまったからほんとうによかった。

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