MySQL関連のMuninプラグインを動作させる際に使用されるmysqladminのパスワードを別ファイルへ記載

OS: Ubuntu Server 18.04.1 LTS
Munin 2.0.37

Muninがデフォルトで準備して呉れたMySQLに関係するプラグインのうち、mysqladminが使われているものは普通、パスワードを要する。しかし乍ら設定ファイルにパスワードを直接書きつけると、mysqladmin: [Warning] Using a password on the command line interface can be insecure. として不用心である旨、表示されてしまった。

パスワードは /etc/munin/.my.cnf へ記載するよう手配するのが良さそうである。これをプラグインから読みに行くようenv.mysqloptsでセットする。

$ sudo vi /etc/munin/plugin-conf.d/munin-node
[mysql*]
user root
#env.mysqlopts -uguro -pavava
env.mysqlopts --defaults-file=/etc/munin/.my.cnf
env.mysqladmin /usr/local/mysql/bin/mysqladmin

.my.cnfの[client]セクションにユーザとパスワードを書き付ける。誰もが見れるとよくないから、rootユーザ以外はもはや誰も閲覧できないようパーミッションも併せて設定する。

$ sudo vi /etc/munin/.my.cnf
[client]
user=guro
password=avava

$ sudo chmod 600 /etc/munin/.my.cnf

そうしたらプラグインが正常に動作するかどうか munin-run --debug で確かめる。mysql_queriesプラグインは内部でmysqladminを使用しているからテストに適しているとおもう。

$ sudo munin-run --debug mysql_queries
# Processing plugin configuration from /etc/munin/plugin-conf.d/munin-node
(snip)
# Environment mysqlopts = --defaults-file=/etc/munin/.my.cnf
# Environment mysqladmin = /usr/local/mysql/bin/mysqladmin
# Environment mysqluser = guro
# About to run '/etc/munin/plugins/mysql_queries'
delete.value 111
insert.value 729
replace.value 0
select.value 34614
update.value 3245

エラーメッセージは表示されず問題はなさそうであるからあとはmunin-nodeを再起動して終いである。

$ sudo /etc/init.d/munin-node restart
[ ok ] Restarting munin-node (via systemctl): munin-node.service.

グラフも恙無く描画され続けている模様である。

図1. グラフが正常に描画されている様子

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