pvsやvgsやlvsコマンドのサイズ表示に現れる 「<」 マークの意味

これらのコマンドではデフォルトで --units r オプションを指定したものとしてサイズ表示が取り扱われている模様である。此れは人間に読みやすいよう二進接頭辞の単位に変換してディスク容量を表記する効能がある。その際、少数第3位が四捨五入されるのであるが、其れが実際の容量よりも大きくなった場合に現れるものと見られる。

$ sudo pvs
  PV             VG             Fmt  Attr PSize   PFree
  /dev/nvme0n1p2 centos_centos7 lvm2 a--  <19.00g    0

現在のディスク容量をバイト単位で表記するとこういう具合である。

$ sudo pvs --units b
  PV             VG             Fmt  Attr PSize        PFree
  /dev/nvme0n1p2 centos_centos7 lvm2 a--  20396900352B    0B

20396900352ByteをGiB単位で求めると18.99609375GiBである。少数第三位を四捨五入すると19.00GiBである。これがコマンド出力の表示となる。しかし乍ら、これは実際の容量よりも幾許か大きい。従ってほんとうは、も少し小さいサイズであるぞと主張するべく印を出している模様である。

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