VirtualBox上のMIRACLE LINUX 8.6にGuest Additionsをインストールする

  • OS:MIRACLE LINUX 8.6
  • VirtualBox 7.0.6

GUI環境を持つMIRACLE LINUX 8.6をVirtualBox上に構築した。ここへGuest AdditionsをインストールしようとしたらKernel headers not found for taget kernelというメッセージを頂戴した。

図1. Guest Additions CDイメージを挿入
図2. kernel headersパッケージが無いというメッセージ

そこでkernel-headersパッケージをインストールして、改めてrcvboxadd setupを実行したのであるが、変わらずKernel headersが見つからないというメッセージが出る。

$ sudo dnf install kernel-headers
$ sudo rcvboxadd setup

はてな、インストールに失敗したのだろうかと確認をしてみるが恙無く導入済みであった。調べるとどうもkernel-develパッケージも必要となるようである。

$ sudo dnf install kernel-devel
$ sudo rcvboxadd setup

kernel-develのインストールを済ませたから今度こそGuest Additionsの導入に成功するだろうと目論んでいたけれども、今度はgcc、make、perlパッケージが不足している情勢である。

This system is currently not set up to build kernel modules. Please install the gcc make perl packages from your distribution.

図3. gcc, make, perlパッケージが不足している様子

必要なパッケージは一遍に全部伝えてほしいという気持ちをグッと堪えて足りないものを補った後、みたびrcvboxadd setupを実行するとようやっとGuest Additionsのインストールが完了した。OSを再起動してからvboxaddサービスのステータスを確認すると無事、activeとなっていた。

$ sudo dnf install gcc make perl
$ sudo rcvboxadd setup
$ systemctl status vboxadd
図4. vboxaddサービスが起動している様子

セットアップログを見るといくらかエラーメッセージが出ていたが余りに程度の高い内容で理解の範疇を超えているし、仮想スクリーンのリサイズができるようになっていたから、特別問題なかろうと高を括って静かに閉じた。

図5. 程度の高いエラーメッセージ
図6. 仮想スクリーンのリサイズが可能になった様子

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