- OS: CentOS Stream release 8
近頃はCentOS Stream release 8の起動が頓に遅い。以前はPingダウンの時間が5秒程度で収まっていたところが90秒以上要するように感ずる。いずれ解決せねばならないから重い腰を上げて起動時のコンソール画面をみるとこういう有様であった。
A start job is running for Flush Journal to Persistent Storageで待機している模様である。なんのことだか一つも分からなかったけれども、調べると起動時にジャーナルログをディスク上へ書き出そうとしているという。その書き出し先である/var/log/journal/がない為に90秒も控えているということであった。ログにも痕跡が残っていた。
$ sudo less /var/log/messages Apr 1 09:36:11 zabbix systemd[1]: systemd-journal-flush.service: start operation timed out. Terminating. Apr 1 09:36:11 zabbix systemd[1]: systemd-journal-flush.service: Main process exited, code=killed, status=15/ TERM Apr 1 09:36:11 zabbix systemd[1]: systemd-journal-flush.service: Failed with result 'timeout'.
/var/log/journal/を手動でもうけようかと思ったけれども、journald.confを変更したほうが良さそうであったから次のようにした。Storageを明示的にpersistentとしたのである。
$ sudo vi /etc/systemd/journald.conf #Storage=auto Storage=persistent $ sudo reboot
このあとOSを再起動して起動メッセージを眺めていたけれども、途中で閊えること無くあっという間に起動が完了した。ログにも僅かに6ms強で書き出しが完了している旨、記録されていた。よかった。
Apr 1 09:40:40 zabbix systemd-journald[736]: Time spent on flushing to /var is 6.349ms for 1483 entries. Apr 1 09:40:40 zabbix systemd-journald[736]: System journal (/var/log/journal/8914a4210c3f4dd4b62aeca7dc290cb7) is 8.0M, max 4.0G, 3.9G free. Apr 1 09:40:40 zabbix systemd[1]: Started Flush Journal to Persistent Storage.