OS: Windows 10 version 1709
DISM 10.0.16299.15
応答ファイルを作成するにあたってはinstall.wimが入り用とある。しかし乍ら、Windows10のISOファイル内を探せどもinstall.esdしか見当たらない。調べるとinstall.esdファイルの内部に、暗号化された.wimファイルが複数格納されている模様である。したがって.wimファイルをエクスポートする必要がある。一先ずWindows10のISOファイルをマウントするとEドライブが割り当てられた。
そうしたらコマンドプロンプトを管理者として実行しinstall.esdの居るe:\sourcesフォルダへ移動する。
C:\>e: E:\>cd sources E:\sources>dir /b install.* install.esd
dismコマンドでinstall.esdの内容を覗き見られる。中身はWindows 10の各種エディションが揃い踏みであった。
>dism /get-wiminfo /wimfile:install.esd 展開イメージのサービスと管理ツール バージョン: 10.0.16299.15 イメージの詳細: install.esd インデックス: 1 名前: Windows 10 S 説明: Windows 10 S サイズ: 16,088,647,927 バイト インデックス: 2 名前: Windows 10 Home 説明: Windows 10 Home サイズ: 15,902,243,813 バイト インデックス: 3 名前: Windows 10 Education 説明: Windows 10 Education サイズ: 16,086,095,424 バイト インデックス: 4 名前: Windows 10 Pro 説明: Windows 10 Pro サイズ: 16,086,813,205 バイト 操作は正常に完了しました。
Windows 10 Proの応答ファイル作成を望むのでインデックス4をエクスポートする。此れには大変な時間を要するから暫しお茶に出掛けて暇をつぶすのが良かろうと思う。
なお、エクスポートした.wimファイルは納期の迫っているときに限って破損している。処理時間を更に要するけれども、いち早く異常を察知するために/Checkintegrity
オプションも指定するのがよかろうと思う。
>dism /export-image /sourceimagefile:install.esd /sourceindex:4 /destinationimagefile:c:\win10pro.wim /compress:max /checkintegrity 展開イメージのサービスと管理ツール バージョン: 10.0.16299.15 イメージをエクスポートしています [==========================100.0%==========================] 操作は正常に完了しました。
用心を重ねて、エクスポートした.wimファイルが正しくマウントできるか確認するならこういう具合である。
>cd c:\ >mkdir mount >dism /mount-wim /wimfile:c:\win10pro.wim /index:1 /mountdir:c:\mount /readonly >dism /unmount-wim /mountdir:c:\mount /discard
アンマウントする際にはマウントしたフォルダから予め抜け出しておかないと「エラー: 0xc1420117 ディレクトリを完全にはマウント解除できませんでした。これは通常、アプリケーションがマウント ディレクトリ内のファイルを開いていることが原因です。マウント解除のプロセスを完了するには、これらのファイルを閉じてから、再度マウントを解除してください。」となる。