OS: Ubuntu Server 14.04
マザーボード: FH97
何を差し置いてもまずはこの機能が使えるかどうかを確かめておかねばならない。カーネルログの中身をrtcという単語で探索してやるとよいようである。
$ grep -i rtc /var/log/kern.log Apr 28 22:45:14 guro-desktop kernel: [ 1.607344] rtc_cmos 00:06: RTC can wake from S4
RTC can wake from S4ということだからS4(ハイバネーション)からの復帰が可能であるようである。あとは起動したい時刻を/sys/class/rtc/rtc0/wakealarm
へ放り込んでゆく。放り込む時刻はUNIX時間の形式である。5分後のUNIX時間を放り込むならこういう具合である。
$ sudo su -c 'date "+%s" -d "5 minutes" > /sys/class/rtc/rtc0/wakealarm' $ cat /sys/class/rtc/rtc0/wakealarm 1524925634
もそっと人に見やすい形で起動時刻を確認するなら/proc/driver/rtc
のalrm_timeとalrm_dateを見れば宜しい。あとはシャットダウンして起動時刻を待つ。
$ cat /proc/driver/rtc rtc_time : 23:22:14 rtc_date : 2018-04-28 alrm_time : 23:27:14 alrm_date : 2018-04-28 (snip)
これでパソコンに詳しくない人が突如起動するマシンに、こはいかに、と驚いて腰を抜かす様を物陰から覗うことができるようになるのである。