「利用できるネットワーク」に余計なSSIDを表示させない

OS: Windows 10 version 1709

周囲に無線アクセスポイントが豊かにあると目当てのSSIDを見出すのに暇がかかってこまる。

図1. 多くのSSIDが表示される様子

そうであるからまずは在りと有るSSIDをすっかり非表示にして、それから表示したいものだけ別途追加するホワイトリストみたようなやり方でフィルタリングを手配する。myssidというSSIDばかりを一覧に示したいならこういう具合でよかろうとおもう。

>netsh wlan add filter permission=denyall networktype=infrastructure
>netsh wlan add filter permission=denyall networktype=adhoc
>netsh wlan add filter permission=allow ssid="myssid" networktype=infrastructure

1行目と2行目のコマンドで一切のSSIDを表示しないようにし、3行目のコマンドでmyssidだけ許可している。設定した内容はnetsh wlan show filtersコマンドで一覧することができる。

>netsh wlan show filters

(snip)

システムの許可一覧 (ユーザー)
-------------------------------
    SSID: "myssid"、タイプ: インフラストラクチャ

(snip)

システムのブロック一覧 (ユーザー)
-----------------------------------
    SSID: ""、タイプ: インフラストラクチャ
    SSID: ""、タイプ: アドホック

利用できるWi-Fiネットワークを確認すると目論見通りの結果が得られているからよかった。接続も許可したもののみに制限されるから他所様のアクセスポイントへ勝手に接続を試みることもなくなって平安である。

>netsh wlan show networks | findstr "SSID "
SSID 1 : myssid
図2. 狙いを定めたSSIDのみ表示されている様子

心変わりして、やはり設定を元の有り様に戻すというのであればaddの箇所をそっくりdeleteに置き換えてひとしべひとしべ削除してゆく。一遍にリセットする方法はどうやらなさそうな情勢である。

>netsh wlan delete filter permission=denyall networktype=infrastructure
>netsh wlan delete filter permission=denyall networktype=adhoc
>netsh wlan delete filter permission=allow ssid="myssid" networktype=infrastructure

なおnetshのサブコマンドはCiscoのIOSよろしく省略して記述することも出来るようである。長たらしい文字の入力を避けて通る事もできるけれども、まるきりまじないの風情になる。のちにコマンドを見返して何をしているのか見当がつかなくなる恐れもあるとおもう。

>rem 2行目と3行は同じ内容のコマンド
>netsh wlan add filter permission=denyall networktype=infrastructure
>netsh wl a f p=d n=i

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