Windows10のカタログファイル(.clg)を作成

OS: Windows 10 version 1803
Windows ADK for Windows 10, version 1803

Windowsの応答ファイルを作成するにあたって、カタログファイル(.clg)が求められる。

公式サイトで配布するでもなく一から拵えねばならないから、なんてひち面倒くさいんだとおもう。それに加えてカタログファイルを用意するためにWindows ADKの導入も必要であるからひち面倒くささに拍車がかかっている。その上、.wimファイルも入り用となれば実にひち面倒くさい。けれども須用なのだから喚いても詮方無いことである。

まずはDownload and install the Windows ADKを訪れて利用しているOSのバージョンに合ったWindows ADKをダウンロードする。

図1. Windows ADKのダウンロードサイト

ダウンロードしたadksetup.exeを実行するとまずはインストール先を尋ねられるから自らの望むように設定する。

図2. インストール先の選択

Microsoftの製品をより良くするために情報を差し出す構えであるかどうかを問われるから選択する。

果たしてどのような情報を差し出すのか具体的によく分からなくて薄っ気味が悪いのでいつもこういう問い合わせに対しては「いいえ」と回答することにしている。けれどもこれが改善の妨げになっているのであれば大変申し訳ないとおもう。それを踏まえて「いいえ」を選択する。

図3. 使用状況のデータを差し出すか否かを選択

使用許諾契約に同意するか否かの判断を迫られる。いつもろくすっぽ読まずに同意するボタンをクリックしているからいつか痛い目を見るのかも知れないとおもう。

図4. 使用許諾契約

欲する機能をここで選択する。ふんだんに選択肢があるけれどもどれも見知らぬ内容ばかりなのでなにを選択してよいものかいつだって迷う。結局、デフォルトのままにしてしまうものである。

なおカタログファイルを作成するだけであるならおおかたDeployment Toolsだけで間に合うしインストールも早いとおもう。

図5. インストールする機能の選択

インストールボタンを押下すると必要なファイルのダウンロードやインストールがはじまる。回線が手薄であったりマシンスペックが不甲斐ないとたいへん長い時間を要する仕事なのでここで席を外して喫茶店へ躍り込んだり畑で鍬を振るうと良い気分転換になる。

図6. 機能のインストール中

インストールが終わるとあとはウィンドウを閉じるばかりである。Windows ADKについてなおいっそう知りたいのであればチェックボックスに印をつけて閉じればキットとツールの新機能というサイトへ移動してなんとなくすごそうな文書が表示される。

図7. インストールが完了した様子

そうしたらWindowsボタンを押し付けて「Windows Kits」→「Windows システム イメージ マネージャー」と辿る。Windows システム イメージ マネージャー(Windows System Image Manager)はちょっと長たらしいので略してWindows SIMとやるのが公式のようである。

図8. Windows SIMの起動

「ツール」→「カタログの作成」を選択すると.wimファイルが要求される。そこでWindowsのインストーラに含まれている.esdファイルから.wimをエクスポートするメモ書きが力を発揮するのである。

図9. カタログファイルの作成

あとはWindows SIMが勝手に.wimファイルをマウントしてデータをシリアライズしてマウントを解除して、.wimファイルと同じフォルダにカタログファイル.clgを作成してくれる。これもたいへんに暇を要するからコンビニエンスストアへ飛び込んだり肥料をやりに畑へ出掛ければちょうどよい時間とおもう。

図10. カタログファイルの作成中
図11. 作成されたカタログファイル

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