OS: Ubuntu Desktop 18.04 LTS 日本語 Remix
Ubuntu Desktop 日本語 RemixをGUIでばかり使ううちはちっとも不便を覚えることは無いけれども、いざCUIで操作する段になるとホームディレクトリに用意されている標準ディレクトリが日本語であることを大変煩わしく感ずる。コマンド入力時に日本語入力に切り替える手数がかかるだけで著しいストレスなのである。そうであるから此れを英語表記に変更するものである。
これを実現するために xdg-user-dirs-gtk-update
コマンドが大層活躍をする。xdg-user-dirs-gtk-update
コマンドに先行して、標準ディレクトリ名として適用したいロケールを指定して実行するだけで終いであった。ドイツ語に変更する場合はこういう具合である。はじめにドイツ語のロケールがインストールされているかをlocale -a
乃至はlocalectl list-locales
などで確認する。
$ locale -a | grep de_ de_AT.utf8 de_BE.utf8 de_CH.utf8 de_DE.utf8 (snip)
大変豊富に用意されているうちから一先ずde_DE.utf8を選択して xdg-user-dirs-gtk-update
を実行する。
$ LANG=de_DE.utf8 xdg-user-dirs-gtk-update
そうすると標準フォルダ名を変更するのか否かを問うメッセージが表示されるからNamen aktualisierenのほうである。これで名前を変更するという意味を持つようである。
此処までの知見を踏まえて英語表記に変更するならこういう具合である。
$ LANG=en_US.utf8 xdg-user-dirs-gtk-update
なお標準ディレクトリ内にファイルやディレクトリを有している場合はどうもうまい具合にリネームされない模様であるからディレクトリ内を空にしてから実施するのがよさそうな風情である。