OS: Ubuntu Server 18.04, Ubuntu Desktop 18.04
Ubuntu 18.04を導入して取り扱っているとネットワークの設定方法がすっかり様変わりしている模様である。近頃は/etc/network/interfaces
を編集して設定をするのではなくnetplanとか言う名前のツールを用いたり/etc/netplan
内に設定を記したYAMLファイルを放り込む手口に変わっていた。
仮にconfig.yamlという風に名付けて設定ファイルを用意する。
$ sudo vi /etc/netplan/config.yaml network: version: 2 renderer: networkd ethernets: ens33: addresses: [192.168.0.30/24] gateway4: 192.168.0.1 nameservers: addresses: [192.168.0.1, 8.8.8.8]
rendererはNetworkManagerかnetworkdから選択する。デフォルトはnetworkdであって、だいたいこれで困らないとおもう。IPアドレスはCIDR表記できるので以前のように255.255.255.0などと長たらしく打ち込む手間から開放されて良いことである。
YAMLファイルを作成したらnetplanコマンドで以って内容を反映させる必要があるという。記述に自信があるならnetplan apply
で一息に反映させられる。けれどもネットワーク越しに作業をしているなら誤った設定がセットされ接続が失われコンソールまで慌てて駆けつける必要に迫られる恐れがあるからtryコマンドでいったん試すのが安心である。
$ sudo netplan try --timeout 10 Do you want to keep these settings? Press ENTER before the timeout to accept the new configuration Changes will revert in 1 seconds Reverting.
10秒間Enterキーが押下されなければ反映は取りやめて以前の設定に戻してくれる。–timeoutを指定しなければデフォルトでは120秒間の猶予期間を設けるようである。あとは今風なやりかたでIPアドレスを確認するとこういう具合である。
$ ip address show ens33 (snip) 2: ens33: <broadcast,multicast,up,lower_up> mtu 1500 qdisc fq_codel state UP group default qlen 1000 link/ether 00:0c:29:61:28:2a brd ff:ff:ff:ff:ff:ff inet 192.168.0.30/24 brd 192.168.0.255 scope global ens33
ip address show
と多数の文字をいちいち打ち込むのがひち面倒であるなら省略してip a s
まで縮めることができる。IPアドレスに加えてDNSサーバーの設定を確認するとなればこれも今どきは/etc/resolv.conf
の中身を開くのではなくコマンドでやるようである。
$ systemd-resolve --status (snip) Link 2 (ens33) (snip) DNS Servers: 192.168.0.1 8.8.8.8